ピルは一般的に避妊薬で使用されることが多いですが、避妊効果以外にも肌荒れ改善などが望めます。肌荒れはホルモンバランスが乱れることによって皮脂分泌が増加してしまいニキビ・吹き出物が出ます。そんな肌荒れにもピルはとても効果的です。

避妊薬と頭痛や子宮体がんのある人の服用

一般的な経口避妊薬は、毎日だいたい同じ時間帯に飲み続けることによって、排卵が抑制されるため、9割以上というすぐれた避妊効果を発揮するものです。こうした経口避妊薬は、卵胞ホルモン、黄体ホルモンとよばれる、2つの女性ホルモンの作用をもつ物質を、適量ずつ合わせた錠剤となっています。
表向きの効果は避妊ということになっていますが、実際にはさまざまな副効用とよばれるメリットをもつことが知られており、たとえば月経困難症やPMS、月経前症候群による身体的、精神的症状の緩和などにも効果があります。また、卵巣がんや子宮体がんなどの一部のがんに対しては、長期的に飲み続けることによって、これらを予防する効果もあるとされています。
ただし、たとえば子宮体がんを予防する効果があることと、子宮体がんにすでにかかっている人が経口避妊薬を飲むことは話が別で、子宮体がんにかかっている人の服用は認められておらず、また性器出血などがんが疑われる人についても、きちんと検査をしてからというのがセオリーとなっています。いずれにしても、すでに子宮体がんのような病気を抱えているのであれば、まずはそちらをしっかり治療するのが先決です。
また、明らかに前兆がみられるような頭痛もちの人については、場合によっては脳梗塞などの血管系統がからむ病気になりやすいといわれていますので、やはり経口避妊薬を用いる上では注意が必要となってきます。経口避妊薬を飲むと、血液がかたまりやすくなるという傾向があるため、血液のかたまりが血栓となって血管をふさいでしまう病気になることも十分に考えられるためです。頭痛もちの人は、この血栓が詰まる現象が脳の血管のなかで起き、それが頭痛となってあわらわれている可能性があります。